紹介

信州トマト工房とは

信州トマト工房とは

長野県の南信に位置し、諏訪湖から流れ出る天竜川河岸段丘の西側中央アルプス山系の麓にあります。標高760mの畑地は、夏は朝夕の気温が平均20度を下回り、冬は晴れの日が続く南信特有の温暖な気候に恵まれ、トマトの原産地アンデスの気候に似てトマト栽培に適した場所です。近頃は梅雨明けの真夏が30度を超す気温になって来ましたので、換気扇や細霧冷房装置を駆使してハウス内の気温を下げトマトの環境制御を導入しています。

プロフィール

プロフィール プロフィール

唐澤金実

平成9年に脱サラして農業を始めました。トマトの施設栽培:1530㎡(水耕栽培)と特別栽培(化学肥料、化学合成農薬、除草剤を使わない)水田(稲作):7反、畑(自給分も含む)2反7畝の栽培をして20数年。
2018年末に個人事業から農業生産法人に移行し,「信州トマト工房株式会社」を設立しました。2020年に1980㎡のハウスを新設し高まる需要にお応え出来るようUECS環境制御技術を取り入れ収穫量の増大とリコピンやビタミンの含有量を高める努力を日々社員一同研鑽を積んでいます。
オランダのトマト栽培技術が入って来て早5年、品質や生産性の向上の為の新栽培技術の習得や、栽培環境制御のための設備投資を求められています。それでも、栽培技術の習得により生産性も20%以上向上してまいりました。しかし、トマト作りは生き物を栽培する仕事です、コナジラミやサビダニなどの害虫は温暖化で益々増えてくる兆しがありますし、温暖化で長野県では繁殖しなかったシルバーリーフなども侵入してくる可能性もあります。また、種などに潜んでいるかいよう病などのウィルス系の病気も一度ハウスに侵入すると栽培できなくなります。今後はより生産性を上げる為、このような病害虫の防除をどのように対処して行かなければならないか等、温暖化での高温による着果不良をどのように防いでいくかなどの対策技術を早急に確立する必要があると考えます。
 それでも、弊園のトマトを購入して戴いているお客様に益々健康を維持し長寿で暮らして戴けるよう、品質を高めたトマトで貢献できるように今後も努力してまいります。

代表者の趣味:農作物の栽培をする時に目に入る虫や生き物、雑草の観察と腰を伸ばして空を見上げることです。それと、JAZZやフュージョンをよく聞くこと。

こだわった栽培方法

こだわった栽培方法

450坪の温室ハウスで水耕栽倍設備による「水平放任」という土を使わない栽培方法で年周トマト栽培をしています。液肥に使う水は中央アルプス山系から湧き出る上水道を使っています。したがって、カドミュウム・鉛といった重金属類はなく安全なトマトが出来ます。また、農薬の使用を抑える為、ハウスの天窓やサイドの開口部はすべて防虫ネットを張り害虫の侵入を防ぎ、ハウスの中は防塵及び、日光反射シートを張り土から隔離し病気の発生を防いでいます。

味へのこだわり

味へのこだわり

貴方の食べているトマトは、開封したとき甘酸っぱいフルーツの香りがしますか?私は、トマト作りに3つのこだわりを持って栽培しています。

  • 1. 化学農薬は最悪の時のみ使う

    害虫からトマトを守る為にハウスにネットを張り侵入出来ないようにし、水耕栽培により土壌からの病気やカビを断ち農薬の使用を最小限にとどめています。理由は私が農薬に弱く防毒マスクをしても気持ち悪くなるからです。

  • 2. トマトの特徴であるビタミンとリコピンを最大限果肉に満たす為、樹上甘熟で収穫する。

    トマトのビタミンやリコピン、グルタミン酸等は樹上で真っ赤に熟した物ほど量が多く含まれていると言われます。弊社のフルーツトマトにはリコピンの含有量が一般のトマトと比べて5倍(80g程度の物)含まれているというデータ解析結果があります。詳しくは信州トマト工房データ解析結果を御覧ください。

  • 3. ただ甘いだけでなく、香り、コクのあるトマトを作る

    近頃の「フルーツ・トマト」は糖度ばかりに固執しコクがなく旨みを感じない物が多々あります。糖度が10度とか12度とか言われて販売されている中には酸味もコクもなく、またジューシー感もないこそっぽい、いわゆる水切りしすぎた物が殆どです。トマトをかじった時ジューシーで、舌の中央に感じる酸味の爽やかさと舌の中央に広がる甘味や旨みのコクがなければトマトは美味しく頂けません。この「旨い」といわれるトマトを作る為には、水耕栽培といえども硝酸態成分を出来る限り減らし有機質成分(アミノ酸)やミネラルの供給が欠かせません。これを可能にするのが例えば海水です。海水には豊富なミネラルとアミノ酸、各種の分解酵素がバランス良く含まれて脱塩すれば究極の液肥になるといわれています。しかし、海水は長野県ではなかなか格安に手に入りませんので有機物(主に海藻、魚類)を醗酵させビタミンやミネラル、アミノ酸を作り、醗酵酵素肥料として根や葉から吸収させ、より土壌に近い成分の吸収をさせることが出来る様になりました。

トマトの種類

ルージュフルーツ、オールージュ、樹上甘熟の3種の商品がありますが実はすべて同じ品種。一つ一つ糖度計で測ってクラス分けしている為、箱に並べた見た目は実に個性的。でも、そのどれもが果実並みの甘さ、豊かな酸味、トマト本来の香りがいっぱいです。

  • ルージュ・フルーツトマト

    ルージュ・フルーツトマト

    色濃く甘熟でいて、どっしりと重量感のあるトマトの中から糖度計にて8brix%以上のフルーツトマトを厳選し収穫日の午後発送にてお手元にお届け致します。

  • オールージュ・トマト

    オールージュ・トマト

    中まで真っ赤に色付いたフルーティートマトでリコピンの含有量が通常のトマトの2倍以上を誇るリーズナブルで健康志向の食生活に欠かせないトマトです。

  • 樹上甘熟トマト

    樹上甘熟トマト

    酸味と甘みが程よくマッチした極味フルーティーな自慢のトマトで当園や直売所で売り切れが出来る限定販売のフレッシュトマトです。

お米の種類

化学肥料・除草剤・合成化学農薬を一切使用しないで育てました。

  • 「特別栽培」コシヒカリ

    「特別栽培」コシヒカリ

    1999年より化学肥料・化学合成農薬(除草剤含む)を一切使わず苗の育苗も米糠やくず大豆、オカラを自家製醗酵させた肥料を使い除草は米ぬか除草、チェーン除草、動力除草機の組み合わせで除草しています。毎年慣行栽培の田んぼと生き物調査をして比較しています。すると毎年生き物が多くなってきています。